#20 ポジティブコーチングとは?

みなさん、こんにちは!
「監督が怒ってはいけない大会 ~サッカー in 八王子~」の吉武です。

2024年度もついに本日が最終日。
明日から心機一転!という方も多いのではないでしょうか。

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スポーツを通じた子どもの成長を
考えるためのニュースレター #20
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さて、先日お知らせしました「ダブル・ゴール・リーグ ~サッカー in 多摩~」。

昨年12月1日に開催した「監督が怒ってはいけない大会」を、”ポジティブコーチング”を理念とするリーグ戦へ発展させようという試みです。

新小2~4年生を対象にチームを募集したところ、10チームから参加表明をいただきました!

多くの方に賛同いただきました。
ありがとうございます!

そんなわけで、このニュースレター、今回より「監督が怒ってはいけない大会」と「ダブル・ゴール・リーグ」両方の参加者や関係者に配信されています。

現在、各チームのご都合をうかがいながら、スケジュールを組みつつあるところです。

来週末を目処にウェブサイトにて公開したいと思いますので、もうしばらくお待ちください。

さて、このリーグの理念である「ポジティブコーチング」。

どのような指導方法なのでしょうか?

何となくは分かるけど、説明するとなると難しい…

そんな方がほとんどなのではと思います。

実のところ、「ポジティブコーチング」の明確な定義はされていないようです。

1990年代から、アメリカを中心に、スポーツにおける軍隊的な厳しい指導に対して、ポジティブな声がけをということで始まったようです。

ポジティブコーチングについては、ネットや書籍に多くの情報がありますが、ざっくりまとめると以下のようなことが言えそうです。

1) 選手の成長を重視する

目先の成績や勝利だけではなく、選手の人間的成長や学びを優先し、個々の可能性を引き出すことを目指す。

つまり、勝利のためには何でもするという勝利至上主義とは対極にあると言って良さそうです。

2) 選手のモチベーションを大切にする

褒めたり、認めたり、選手の話を聞いたりし、やる気を引き出すことを重視します。

怒ったり叱ったりして、無理やり練習させるのではなく、選手の「内発的動機」を引き起こすことが大事ということですね。

3) 科学的であること

心理学や脳科学などの学問に基づいており、理論的であることが重要とされます。

また、根性論・精神論よりも、前向きで建設的なフィードバックが推奨されています。

かなり大雑把な説明ではあります。

「じゃあ、具体的にどうすればよいの?」

そう思う方も多いのではないでしょうか。

ダブル・ゴール・リーグでは、こうしたニュースレター以外にも、オンライン・オフラインの両方でセミナーやワークショップを開催していきます。

コーチングと子育ては共通点が多く、指導者だけではなく、保護者のみなさまにも役立つ内容です。

(今回、リーグに参加していない方も、有償ですが、ご参加いただけます。)

こうしたイベントを通して、コーチングや子育てについて、一緒に考えていきませんか?

ちなみに、当リーグの名称にもなっている「ダブル・ゴール・コーチング」は、1998年にアメリカのスタンフォード大学から始まったコーチングメソッドです。

今回取り上げた「ポジティブコーチング」のひとつであり、現在のアメリカでは、ポジティブコーチングと言えば、ダブル・ゴール・コーチングというくらい広く普及しています。

これについて説明は、また別の機会に取りあげていきたいと思います!

それでは、来年度も引き続き、よろしくお願いいたします!

またフィールドでお会いしましょう。